想像力の飛翔 書評 ジム・ボタンの機関車大旅行 ミヒャエルエンデ著

  • 2016.04.04 Monday
  • 00:33

想像力の飛翔 書評 ジム・ボタンの機関車大旅行 ミヒャエルエンデ著 
形式: 単行本|Amazonで購入
かつて子供の頃母親に読み聞かせをされた記憶

四半世紀が経ち、自分が就寝前の読み聞かせる立場になり
憶い出したのが本作だ

小さな小さな王国フクラム国に届けられた箱から出てきた真っ黒な赤ん坊
ジム・ボタンが親友の機関士ルーカスと繰り広げる冒険譚

ソデワキ氏、アルフォンス十二時十五分前王、ナーニおばさん、ピン・ポン、ミセス・イッポンバ、ネーポムクといったイキイキと物語の中で輝くユーモラスな名前をもつ其々に魅力的な登場人物

マンダラ国の象牙職人の芸術作品とその文化背景に敬意を表するマンダラ国民の文化成熟を素晴らしく思い、
崩れる<たそがれ谷>を全速力で突っ切る機関車エマのスピードと崩れる谷の恐ろしさに恐怖し、
見かけ巨人トゥー・トゥーさんの情況をわかってもらえない、友達が一人もいない孤独感に哀しみを憶え、
ミセス・イッポンバに言葉で勇敢に立ち向かうジム・ボタンの純粋な正義感に勇気を感じ、「負けるなジム!」と思わず応援してしまう

これらの心象風景に臨場感を感じ共感するのは、自分が物語を経験しているからに他ならない

21世紀のこの世の中に戦争、飢餓、虐めがある事は紛れもない現実であり、
その仕組みを作り、維持し、運営してきた多くは大人だ

この物理現実世界に
否応無く巻き込まれ、心を焼かれ、身体すら焼かれていくのは
そんな物理的な世界を変革をするスベを未だ持っていない今現在生きる全世界の子供たちだ

彼らに責任などあるわけない

エンデはそんな子供たちの為にこの素晴らしい物語を紡いだのではないかと思いを巡らせる

数十年振りに読んだがとても楽しく物語を味わうことが出来た

子供が寝る時の読み聞かせに買ったのに、子供のように楽しみました
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