Save the Children Japanのこと

  • 2015.10.19 Monday
  • 10:41
音楽で人が救えるか否か。
こういう青臭いというか、人前で公言するのに躊躇するような問いをミュージシャンを志した多くの人間は持っていたと思うし、今現在もそうかも知れない。

ジョンレノンという偉大な芸術家がそんなような問いを発していたし、マイケルジャクソンもWe are the worldに参加してアフリカの惨事に目を向けていた、チベタンフリーダムコンサートなんていうのもあったし、内田裕也氏も石巻に炊き出しに行っていた。

行動している人間にとっては自明の理で問いにすらならないのだが、世の中の多数派は傍観者だろう。

自分も嘗てはそうだった。

それは、方法論がなかったからであり、偽善者と言われるのが怖かったからだ。
時間の融通が効かなかったという思い込みもある。
「隠徳」という概念が自分を縛っていたのかもしれない。

おそらく儒教とグレゴリオ暦的な因果律のダブルの思想から発展した独特の考え方だろうが、
儒教的にも、因果律的にも、自分が辞書で調べた結果、根拠とそれを結びつける周りの縁が薄いので、実は今となっては効力はない。

公演でギャラを戴くようになってしばらく経ってから考えついた事だから、おそらく10年程前。

一回の公演で500円貯金→当時年間平均50回の公演→25000円が出来る→カロリーメイト一食NPO利益を抜いて作れば50 円前後→500食分のカロリーが出来る→人間一人の一年のカロリーは賄えないが飢えて死んでいく人間を食い止める一助にはなる。

上記の計算は容易に成り立つ
で、2010年にプロを公言してから自分のギャラの一部をチャリティやユニセフに寄付していたのだが
今年の8月から「Save the Children Japan」という団体に寄付するようにした

Avaazからのメールに賛同できるものは署名入りで賛同していたなかに、今年の夏のミャンマーの洪水の話があって、毛布もない状況で疫病が発生し、子供たちが病気になっていっているという状況を知り、同じく署名した数日後「Save the Children Japan」
という団体から直接携帯電話に連絡があった

資料を送って貰い、決めた。自分はとりあえずギャラの一部をここに寄付する。

自分の寄付がどのように使われているのか、資料で送ってもらえるし、なにより自分よりお金を上手に使って貰える。

資料がしっかりしていたし、kダブシャインという昔から大好きなhip hop artistが作った「Save the Children」が特に好きで、
(この曲は確か「それでも生きる子供たち」という短編映画集のために作られた曲でそれはもう、様々な国で虐げられている子供たちにフォーカスをした映画で自分の好きな「スパイクリー」も監督の一人であった。)
ずーっと気になっていたというのが大きい。

そもそもなぜわざわざこういうことを記事にしようと思ったかというと、
一人でも賛同者が現れれば大きな力になるという事がわかるから。

「音楽で人を救えるか?」という問いに、
音楽家として曲自体で人を救えなくても、
お金の力で人を救う事が出来ることが明確であり、
誰が見ても「Yes」と納得できるから。
一人でも賛同者が現れれば大きな力になるし、賛同者が現れて欲しいから。

資本主義というゲームが既に成り立っている前提の恵まれた日本という国に生まれた自分は、産まれた時から途上国の資産、人的労働をぶん捕って生きてきたし、未だに継続中どころか悪化の一路を辿っている。Moneyというバーチャルな概念が人を縛り続ける状況は今後もっと加速していくのは間違いない。
結果として世界の人口のうちおよそ10億人が明日飢えで死んでいく状況にあるのは世界保健機関の公式資料で明らかだ。

日本の新聞では、なかなか世界の状況は見えてこないけど、
自分は「日本経済新聞」と「Japan Times」を購読してて、
最近は、安倍内閣の世界での評価、ISISの悲惨さ、残虐さ。などの記事が連日目に入る。

世界の人間の視点と、日本人としての視点は、大きくずれているのを感じる。
ガラパコス的な違和感を感じる。

大きな流れに乗っている自分は大きく世界を良くする力は残念ながらない。
でも音楽家として、少しでも仕事を通して社会に還元したいという気持ちから今回こんなことを書いてみた。

表に出さないで、ボランティアをやっている多くの友人には及ばない。東日本大震災のとき、直ぐに飛んで行った友人、ミャンマーに看護婦として直ぐに駆けつけた友人。彼ら彼女らには全く及ぶところではない。

しかしやってよかったと心から思う。音楽家として一歩目を踏み出せたのがとても嬉しい。
JUGEMテーマ:No Music, No Life
後ろめたさが減ったし、自分が規定しただけの囚われから少し自由になったのを感じる。

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